受取人の設定には注意 しっかり選びたい生命保険の受取人

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生命保険に加入するとき、保険金や保険料についてはよく考えても、保険金の受取人については深く考えずに決めてしまうことが多いのではないかと思います。
しかし、税金の面や保険金請求の手続きなどを考えると、慎重に考えることが大切です。
この機会にご加入の保険を見直してみましょう。
「マイホームに次ぐ人生第二の高価な買い物」と言われる生命保険ですが、内容を詳しく確認せずに、漠然と加入している方が多いのではないでしょうか?
生命保険に入るときに大切なのは、「誰のためにどのくらいのお金を残しておくのか」をリアルに考えることです。
ここをしっかりと押さえておかなければ、せっかく生命保険に入っても損をしてしまうことにもなりかねません。
そこで今回は「誰のために」を具体的に考えた受取人の決め方のポイントや、知らないと損をする生命保険の受取人と税金の関係についてお伝えします。
1.生命保険と受取人
生命保険には、保険料を払う「契約者」、その保険の死亡時や入院時に保障の対象となる「被保険者」、万が一の際に保険金を受け取る「受取人」の3者が登場します。
そのうちの受取人を決める際の基本的な考え方についてご説明します。
1-1.受取人にできる人
生命保険の受取人に指定できるのは、以下の親族になります。
(1)配偶者
(2)一親等???子、親
(3)二親等???祖父母、兄弟、姉妹、孫
※二親等内の血族がいない場合、三親等の血族が指定できる場合もあります(叔父、叔母、甥、姪など)。
※保険会社によっては姻族を受取人として指定出来る場合もあります。
不正防止のために、保険金の受取人の選定に関しては、保険会社各社の基準が年々厳しくなっています。
しかし、家族の形が多様化している社会の状況を受けて、上記の基準以外でも、下記のように引き受けをするケースも増えてきています。
?内縁関係(お互い独身であること、同居期間、生計が同一かどうかなど)
?婚約関係(一定期間内に結婚の予定があること)
?同性のパートナー(同一住所を示す住民票の提示など)など
1-2.受取人は複数指定できる!
保険金の受取人は1人に絞る必要はありません。
妻と子や子どもの人数に応じて、複数人を指定することができます。
その場合、それぞれの受取割合を指定しておきます。
例)受取割合
配偶者 70%、子 30%
長男 50%、長女 50% など。
2.受取人を選定する際のポイント
2-1.生命保険の加入目的と受取人
「誰にどんなお金を遺したいから保険に入るのか」を具体的に考えると、受取人はおのずと決まってきます。
下記の通り、どんな目的のために、いくら必要かと合わせて考えることで、本当に必要な生命保険を選ぶことができます。
<独身の場合>
●保険の目的???自分の葬式代?負債の返済 など
●保険受取人???親、もしくは兄弟
<結婚しているが、子どもがいない場合>
●保険の目的???自分の葬式代?負債の返済?配偶者の生活費や住居費 など
●保険受取人???配偶者
<結婚していて、子どもがいる場合>
●保険の目的???自分の葬式代?負債の返済?配偶者と子どもの生活費や住居費?子どもの学費 など
●保険受取人???配偶者 もしくは 子
3.保険の入り方によって異なる税金に注意!
生命保険は契約者、被保険者、受取人のうち、誰を受取人にするかによって、受け取る保険金にかかる税金が変わります。
また税金によって控除の内容も変わります。しっかり理解して契約しましょう。
保険金にかかる税金には、「相続税」「贈与税」「所得税」の3つがあります。
<契約者と被保険者が同じとき>
●税金の種類???相続税
●課税対象額???保険金額-(500万円×法定相続人の数)
※ただし、法定相続人以外の受取人分は控除の対象とならない
<契約者と受取人が同じとき>
●税金の種類???所得税
●課税対象額???(保険金額-支払い保険料-50万円)×1/2
<契約者、被保険者、受取人がそれぞれ異なるとき>
●税金の種類???贈与税
●課税対象額???保険金額-110万(基礎控除)

この中で一番有利なのは相続税で、「500万円×法定相続人の数」相当の控除が受けられます。
4.生命保険の受取人もメンテナンスが大事
生命保険は長い期間にわたってかけ続けるものなので、人生の節目節目で見直しをすることが不可欠です。
保険金受取人の変更は、いつでも何回でも可能です。
受取人の承諾は不要で、契約者と被保険者の同意があれば問題ありません。
4-1.結婚?出産?離婚?再婚によって変わる受取人
独身のとき、「親?兄弟」を受取人に指定していた保険も、結婚後は受取人を「配偶者」に変更することもあります。
また、子どもが生まれることで、受取人に子どもの名前を加えることもできます。
離婚や再婚なども含め、家族の形が変わるごとに、保険金の受取人もこまめに見直すことが大切です。
4-2.生命保険の受取人が先に死亡した場合
保険金の受取人に関連して知っておきたいのが、「保険金の受取人が被保険者より先に死亡していた場合」です。
例えば、夫が被保険者で受取人を妻として、生命保険に加入していたものの、妻の方が先に死亡した場合、通常ならその時点で新たな保険金受取人を指定します。
しかし、その手続きをせずに、夫も亡くなってしまった場合、保険金は相続人が受け取ることになります。
相続人の数が少ない場合は問題ないですが、相続人の人数が多かったり、遠方で連絡が取りづらかったりする場合は、書類のやり取りだけでも大変な手間がかかります。
この事例からも、生命保険の受取人の見直しが大切なことがお分かりいただけると思います。
4-3.生命保険の受取人を変更する場合
基本的に手続きをすることで、受取人を変更することができます。
加入している保険会社に連絡をして手続きをしますが、必要書類の記入が必要になります。
手続きに費用はかかりませんので、受取人の変更があれば、早めに保険会社に連絡をしましょう。
4-4.避けておきたい保険金受取人の複数設定
前述の通り、保険金受取人を「配偶者 70%、子 30%」というように複数人の設定も可能です。
ただこの場合、実際に保険金を受け取る場合には、全受取人の了承が必要となります。
もし遺産の相続で揉めた場合、受取人の一人が嫌がらせのために保険金請求の了承を拒むと保険金を受け取る事が出来なくなります。
そのために「1契約1受取人」に設定をしておく方が無難です。
もし「子供全員」や「配偶者と子供」など複数の受取人設定をしたい場合には、保険契約を分けて受取人数分だけ保険契約を行うことが無難です。

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